フィルムカメラの本「中判カメラの教科書」(玄光社)を買った件

オハヨウゴザイマスたま男です
今朝もカメラや写真で遊んでみましょう
今回はフィルムカメラのムック本
玄光社の「中判カメラの教科書」を買った件



現在
中判フィルムカメラ界隈はもとより

・何かフィルムカメラを買ってみようかな~
・35mmはあるけど中判のカメラにチャレンジしようかな

・・・と思案してる
特に若い子や女性に話題になってるのが
今回のお話の「中判カメラの教科書」というムック本だ



近年の何時頃からか

「フィルムカメラ」は
一部のマニアがコッソリと続けてるようなそんな特別な趣味ではなく

デジタルカメラの普及によってすっかり隠れてしまってたのを
柔軟に遊び方をハッケンする若者達によって
「新しい趣味」として
便利なデジタルカメラを使いつつ

昔のフィルムカメラの良さを楽しみ
新しい価値の創造をする方が増えた


そのようなここ数年の
規模は小さいかもしれないけど
着実で確実な「フィルムカメラブーム」

人とは違う趣味
人とは違うカメラ
人とは違う写真(表現)

そんな若者特有の
大多数に属したくない「反抗心」にも似た現象で
現在のフィルムカメラ界隈が存続してると私は思っている



そして
そんな先見があった子は
もうどんどん「フィルムカメラ」で楽しんでいるんだけど

現在
デジタルカメラやトイカメラで写真を撮ってる子の中には
おおげさでなく結構な数で

・私もフィルムカメラやってみたいな~!
・カワイイ好みの写真がフィルムだったから私も!
・好きなカメラマンが使ってるのと同じの使いたい!

なんて思ってる子が多そうだ


ここで先に
ズバリ!ハッキリ!と言うが
135(35㎜)のフィルムカメラなら

1万円以内でもすぐはじめられる
中古カメラ屋さん行って買ってこい!

だから悩んでるくらいならとっととはじめた方がいい!
135ならこれで話終わり!!



だが
こと「中判フィルムカメラ」となると
話が急に難しくなる風潮がある

これが実は問題で
「中判」という「イメージ」そのものの問題


好きな女性写真家が
「ローライフレックス」という二眼レフカメラを使ってる
どうやらそれは「中判」らしい

私も同じカメラを使ってみたい!

でも「中判」は「プロ」が使うもので
素人は使っちゃダメみたいなフンイキがあるので
やっぱりやめておこうかしら・・・


・・・なんて思っちゃう人が結構多いようだ
中判はイメージがもう既に

・難しい
・素人お断り
・お金がかかる

というのが出来上がってしまってるのだ

つまり一般的な意味での「敷居が高い」というイメージ


このイメージ
実は近年まで確かにそのとおりの面があって
「普通の人」には確かに中判はハードルが高かった

それは何も写真の「技術」や「操作」の話ではない

中判がマニアやプロ以外はお断りだったのは
おもいっきり単純に

「値段」が高かったからだ!

写真を撮るのにそこまでお金をかけて
重くて大きいカメラを使用する必要が無い人が普通だからだ



だがそれもここ数年で大きく変わった

一部の高級品や珍品以外は
中判はどれも安いのだ

それはもちろんデジタルカメラの普及が原因だ

中古カメラ屋さんのでの価格はどんどん安くなり
高級で高いと言われる
ローライやハッセルブラッドだって昔よりははるかに安い

そして現在
ずっと下降してた中古価格は
ある程度「安定」したように思える


だから今が「中判フィルムカメラ」の買い!


昔欲しかったカメラがある人には
激安で購入できるチャンス!

若い子には昔のすごく高い中判を
はじめから安く購入できる恵まれた環境なのだ




・・・でもここまでの話で

確かにフィルムに興味がある子が増えた
そのうち「中判」となると小数だ
さらに実際に購入して始める子はそのうちの更に極少数だろう

それがリアルな話だ

いくら「フィルムや中判は面白い!楽しい!」
と私が言ったところで
実際にやってみないとホントの面白さは味わえない事は
他人には伝達できない


「中判フィルムカメラ」をやってみたいが
実際はじめるまで行かない理由は

やはり先ほどの中判の「敷居」と
それに「情報」(知識)だろう


現在はインターネットでどんな情報でも入手できるし
中判もネットで調べれば幾らでも情報はある

だが「何がわからないか解らない」という人も当然多い

それだとネットで調べるのも一苦労だ



そこで便利な媒体が「本」である

本ならどこでも何時でも何度も読みかえせるし
見る「姿勢」としてネットより情報が頭に入るし
なにより
「写真」という媒体は
「本」という紙で鑑賞したとこだ

なので情報を得るには
いわゆる「ムック本」がいい


だがっ!!その本が読み手の

目的に合っていて目的の情報が載っていないと意味は無い
簡単に言えば「良本」じゃなきゃダメだ




・・・という長い前置きはいいかげんこのくらいにしてw

画像


「中判カメラの教科書」(玄光社)を買った件


2月27日に発売されて
カメラ界隈(特にツイッター)では話題だったので
予約して発売日に購入した人も多く
その感想を見るとたいへん評判が良かった


メンドウなので先にハッキリ言っておくと
この「中判カメラの教科書」はオススメの良本だ!

とりあえず私のこの日記の長さで察して欲しいw
だから欲しいと思ってた人は買ってOK!



この「中判カメラの教科書」

私が良い本だと思うのは
細かい事もいろいろあるが
1番の良いところは

・想定する客層がちゃんと判ってて
・その客層が欲する情報を満たせる量の内容が載っていて
・それが客層に合わせてバランスよく1冊にまとまっている

という点だ

この「客層」というのがポイントで

それは
「中判カメラをはじめてみたいなぁ~」と思ってる
潜在的なユーザーの事だ

「なんとなく」でも「興味津々」でも
とにかく「中判」というモノを知りたい人達

ここで「初心者」という言葉は使いたくない

なんか新しい事をやってみたくて
それが中判カメラだった人達の事

そんな人にはオススメの本!



逆に
昔ながらの定型した
「中判はこうあるべき」というフォーマットの中でしか生きられない
マニアや老人にはこの本の良さは見えないだろう




後はこの本の細かいポイントを見ていこう!

表紙や企画からも判るように
この本は以前出た「フィルム写真の教科書」と
似たフォーマット・フインキで作られている

紙は手触りが良く
「カメラ女子」向け(ウケ)しやすそうな装丁だ

掲載されてる写真も一見そのようなウケ易すそうな写真が多いが
内容を読むと意外とそうでもないトコにも気づく


文章はとても解り易く
マニア的な言いまわしは殆ど無い

余白も多い

縦・横書きの切り替えで
一瞬つまずくトコがあったがスラスラ読める


本の構成(目次)は
玄光社のホームページで「立ち読み」というのができるから
少し見にくいけどなんとなく判ると思う

コチラ


序盤の
「ブローニーフィルムと中判カメラの基礎知識」

画像


という項目は
何も知らない人にも必要十分でそして解り易く載っている

フィルムの種類
6×6や6×9などのフォーマットの違い

そして殆どの人が
はじめは解らないで戸惑う「露出」の項目もある
これはホントに超基礎知識だけ載ってる

「単体露出計」のページもある


そうこの「中判カメラの教科書」
全体的に広く情報が「必要十分」載っている
このさじ加減はすごく難しいとこだが

詳しくすればするほど辞書みたいになってしまうし
情報が多過ぎるとはじめての人は混乱するだけ

逆に簡単にしようと情報が無さ過ぎる本にはお金出せない

この本はそれがうまく1冊に収まっている


収録されてるカメラの種類は
国産から舶来まで多く
主要なカメラには「使い方」も載ってて
フィルムの装填の仕方などの手順がある

画像


これはペンタックス67Ⅱ(いわゆるバケペン)
簡潔に必要十分な情報だ


つまり
「中判カメラの教科書」は
中判をはじめてみたい方への「導入」を手助けする情報が載ってて

更に詳しく深く知りたい人は
「自分で調べる」という楽しみ方を残してるワケだ

これは実はとても大事な事で
能動的に知識を得るのは若い子には特に必要


フィルムの「撮り比べ」はボリュームがある

画像


・カラーネガ
・リバーサル(ポジ)
・モノクロ

殆どのフィルムの結果は載ってて比較できる
モノクロの小さい写真は区別がつきにくいが
全てに文章で特徴が添えてあるのでOKだ



そしてこの「中判カメラの教科書」なんだかむやみに

「二眼レフ」のページが多い!

画像


情報によると
本全体の15%が二眼レフ関連らしいw
これは結構大きな特徴でセールスポイント

まぁぶっちゃけると
二眼レフは人気だ
なのでやってみたい人は多い

だが
特徴的な二つ目の見た目から興味が出る子は多いが
「中判フィルム」というのが引っかかってしまうようだ

「デジタル二眼レフって無いのかな?」
「35㎜の二眼レフならなぁ~」

なんて思ってる方は多い

新しく中判ユーザーを増やすには
「二眼レフ」が効果がありそう
なら本にたくさん載せて魅力を紹介しちゃうんだから!!

・・・という戦略があるのかもしれないw

画像


ちなみに背表紙にもちっちゃく二眼レフw




あとは私的に少し笑った点


中判で日本のメーカーといえば
「マミヤ」を忘れちゃいけないので
この本にもRZやマミヤ6などたくさん載ってる

645で紹介されてたのは
「マミヤ645PRO」だった

これには「M645」所有の私の贔屓で少し納得できないのだが
それはいいとして
主要レンズの紹介の小さな写真で

セコール「C80mmF1.9」が付いてる
「MAMIYA6451000S」のボディがなぜか・・・

画像


トカゲ革仕様!

なぜこれだけトカゲにしたwww

これは確か限定の1000Sで金色トカゲ貼りらしいが
撮影に提供されたので
とりあえず載せときたかったのかしら?w







まとめ:

という事で
「中判カメラの教科書」(玄光社)を買った件でした

オススメの本なので興味ある方は買ってもいいでしょう

ちなみに人気でアマゾンでは売り切れたようです
私はヨドバシアキバで買ったのですが・・・

画像


これはちょっと多いだろwww

でも
まぁこのご時世に中判の本が出るのが奇跡で売れてるとも言えるし
逆に新しい人が増えて人気が出てきてるから当然とも言える


ちなみに私事ですが
今回この本を買った理由は
「中判の情報」というより
「売れる本人気になる本」という
大衆に支持される本に興味があって買ってみました

「フィルムカメラ・中判は楽しい!」
というのは現役ユーザーはみんな思っていますが
それをどう人に伝えるかは難しいですからね



関連日記:

二眼レフ関連の日記は→コチラ
マミヤM645関連の日記は→コチラ
マミヤプレス関連の日記は→コチラ




中判カメラの教科書 (玄光社MOOK カメラ・ライフ別冊)

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玄光社
2013-02-27

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